庭のホトトギス
庭のホトトギスが見頃になりました。
我が家には、母が植えたり友人から頂いたりしたホトトギスが数種類あります。

ホトトギスはユリ科の多年草で、互生する葉の付け根に数個の花をつけます。
花びらにある紫色の斑点が特徴で、小鳥のホトトギスの胸の斑紋に似ていることから名づけられたそうです。

花ビラに紫の斑点がない白花のホトトギスです。
真っ白なので、中央の黄色い模様が目立ちます。

ホトトギスと白花の交配種でしょうか、
シベと花びらの付け根にだけ斑点のある花も咲いています。

一番元気よく咲いているタイワンホトトギス、
広がりすぎて手に負えません。
色彩豊かな花ですね。

こちらは、母が園芸店で購入したホトトギス、
ホトトギスとタイワンホトトギスの交配種だそうです。
茎の先端に沢山の花をつけ、長い地下茎で増えるのが特徴です。

タカクマホトトギスは鹿児島県の固有種だそうで、
他のホトトギスより一回り大きな淡黄色の花が咲きます。
寒さに弱いので庭で育つか心配でしたが、毎年花を見せてくれます。
ほかの花より早く、9月中旬に咲いていました。

この花もホトトギスの仲間で、名前をキイジョウロウホトトギスと言います。
紀伊半島の固有種だそうです。
垂れ下がって下向きに釣鐘型の花を咲かせます。
黄色い花の内部に斑点があります。
東アジアに分布するホトトギスは19種あり、日本では13種の花が見られ、
そのうち10種が日本の固有種だそうです。
宮城の山にはヤマジノホトトギスや黄色いタマガワホトトギスも咲いていて、
ホトトギスは、日本の秋を代表する花かもしれませんね。