クワガタソウ

淡いピンクの花が可愛いクワガタソウ、
色が違うだけでオオイヌノフグリにそっくりです。
6月初旬に沢沿いの土手に咲いていました。

クワガタソウは、本州の東北地方から紀伊半島までの太平洋側に分布する多年草。
山地の樹林下や沢沿いなど、やや湿った場所に生育しています。
日本にしか生育していない日本固有種になります。
薄ピンク色の花びらに赤紫色の模様があります。
4枚に見える花びらは基部でつながっていて、上部が大きくなっています。
散るときは、このままポロリと落ちます。

細い茎から対生する葉は、長い卵型をしていて先端がとがり、
縁がギザギザになっています。
以前はゴマノハグサ科に分類されていましたが、
クワガタソウ属はオオバコ科に分類されるそうです。
[科名]オオバコ科 クワガタソウ属 多年草
[和名]鍬形草 [別名]
[学名]Veronica miqueliana
[花期]5~6月 [草丈] 10~20cm