ヒメシャクナゲ

ヒメシャクナゲは、北海道と本州の中部以北に分布するツツジ科の常緑小低木
亜高山帯から高山帯にあるミズゴケ湿原など酸性の湿地に生育しています。
別名をニッコウシャクナゲと言うように日光戦場ヶ原や尾瀬の湿原に群生しています。

茎は地を這って伸び、立ち上がった上部に楕円形の葉を互生させます。
葉は革質でに毛があり少し厚みがあり、葉の縁が外側に巻いているので丸く細長い葉に見えます。
枝の先端から花茎を伸ばし、壺型の花を下向きに咲かせます。
ガクから花までピンク色をしていて、花先が少し開きます。
花の先は浅く5裂していてクルッと反り返っているのが見えるでしょうか。

葉の形がシャクナゲに似ているのでヒメシャクナゲと名付けられましたが、
シャクナゲとは違った花の形をしています。
花だけ見れば、先日載せたエゾノツガザクラに良く似ていますね。

[科名]ツツジ科 ヒメシャクナゲ属 多年草
[和名]姫石楠花 [別名]ニッコウシャクナゲ
[学名]Andromeda polifolia
[花期]6~7月 [草丈] 10~20cm