ハゼランの花

ハゼランは、熱帯アメリカ原産の多年草で、
明治時代に渡来した帰化植物です。
繁殖力が強く、栽培されていたのが野生化して、
道端や草地に育ったようです。

葉は、少し厚みのある楕円形で互生します。
30cmほどに伸びた茎の先に、直径3~5mmの花をまばらにつけます。
赤紫色の花ビラは5枚、中心に先の分かれたメシベがある小さな花です。
線香花火のような丸い実もカワイイですね。

午後の3時頃から咲きはじめ夕方には閉じてしまう、
数時間しか咲かない儚い花です。

膨らんだツボミが弾ける(爆ぜる)ように咲くことから、
ハゼラン(爆蘭)と名付けられました。
別名は、パッと花火のように咲くので『花火草』や『江戸の花火』
3時頃に開花するので、『三時草』『三時花』『三時の貴公子』『三時のあなた』など、
いろいろな呼び名で楽しまれているようです。

[科名]スベリヒユ科 ハゼラン属 多年草
[和名]爆 蘭 [別名]花火草・三時草
[学名]Talinum crassifolium
[花期]6~9月 [草丈]10~30cm