ナガミノツルキケマン

北海道・本州・九州に分布するケマンソウ科の一年草(越年草)で、
山地の林縁や畑地など日当たりの良いやや湿った場所に自生しています。

夏から秋にかけて、つる状に長く茎を伸ばします。
草丈は1mほどになりますが、全体に柔らかく倒れかかっているようです。
楕円形の葉は3裂している場合もあり、複数の小葉が2回3出します。

長い茎の上部に濃黄色の花を総状につけます。
花の長さは2cmほど、長いシッポのような距を持ち、口が少しだけ開きます。
ケマンソウ科の仲間より、花の数が少なくて弱々しい感じがします。

ツルキケマン(本州の関東・中部)の変種で、実が長く一列に並んでいるので
ナガミノツルキケマンと名付けられたそうです。
環境省の準絶滅危惧(NT)に指定されています。

[科名]ケマンソウ科 キケマン属 越年草
[和名]長実ノ蔓黄華鬘 [別名]
[学名]Corydalis ochotensis
[花期]8~10月 [草丈]50~100cm
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