ミソハギの花

ミソハギは、日本全国に分布するミソハギ科の多年草で、
田の畦や湿地など日当たりの良い湿った場所に生育しています。
また、観賞用に栽培されました。

四角形の茎が直立し、枝分かれした上部に穂状に花をつけます。
葉は、細長く先端が尖っていて交互に対生し、上から見ると十字型に見えます。
紅紫色の花は葉の付け根に3~5個かたまっています。

ミソハギの名前には2つの由来があります。
溝に生える萩のような花だから溝萩(ミゾハギ)と呼ばれたのがミソハギに変化した説と、
旧盆のお供え物をミソハギの枝で御祓したことから禊萩(ミソギハギ)がミソハギになった説です。
別名のボンバナも旧盆に仏壇の供え花として使われた事から名付けられたそうです。

ミソハギにはシベの位置が違う3種類の花があるそうです。
ミソハギのオシベは12本あり、6本ずつ長さが違っています。
①メシベが花から飛び出していて、オシベがその後ろにある花を『長花柱花』と言い、
②6本のオシベが花から飛び出し、次にメシベがあって一番奥に短いオシベ6本がある『中花柱花』、
③長いオシベが花から飛び出し、その後ろに短いオシベがあって、メシベが一番奥にある『短花柱花』の3つです。
写真の花達は『中花柱花』ですね。
さて、アナタの知っているミソハギは、どの形でしょう?
[科名] ミソハギ科 ミソハギ属 多年草
[和名] 溝萩 禊萩 [別名]ボンバナ
[学名] Lythrum anceps
[花期] 7~9月 [草丈] 50~150cm

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