ギンリョウソウ

花オジ

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ギンリョウソウ

[科名] イチヤクソウ科 ギンリョウソウ属 多年草
[和名] 銀竜草   [別名] ユウレイタケ 
[学名] Monotropastrum humile  
[花期] 5~8月 [草丈] 10~20cm 


6月の里山でよく目にするギンリョウソウは、林内に怪しく光るキノコのような姿が不気味です。
直ぐ枯れたように表面が赤茶けてしまうので、
そのうち写真を撮ろうと思いながら時期を逸してしまう花でした。

ギンリョウソウは、全国に分布するイチヤクソウ科の多年草、
葉緑素を持たず落ち葉やキノコの菌から養分を摂って育つ腐生植物です。

白銀色をした葉がウロコのように見え全体の形が竜のようなので、
『銀竜草』(ギンリョウソウ)と名付けられました。
茎もウロコに包まれているように見えて、何となくタツノオトシゴにも見えるかな?
別名の『幽霊茸』(ユウレイタケ)は、薄暗い林内でほのかに光る幽霊のようなキノコに見えるからだそうです。

花が終わったあとの果実は丸く膨れて、墓場の鬼太郎に出てくる目玉オヤジのようです。
熟して種を作るそうですから、やはり花なんですね。 

秋に咲くアキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)や
黄褐色のシャクジョウソウなど、里山に咲く仲間がいます。


ギンリョウソウ
 
 
ギンリョウソウ
 
 
ギンリョウソウの果実
ギンリョウソウの果実 
 
ギンリョウソウの果実




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