シャクジョウソウ

花オジ

-
雨の日曜日、先週までの暑さが嘘のように寒くなりました。
半袖でいると寒いぐらいです。
みなさん、体調を崩さないようにして下さいね。

シャクジョウソウ
今日の花はシャクジョウソウです。
これで花が咲いた状態、花とは思えない形をしています。
6月に咲いていたギンリョウソウの仲間ですね。
シャクジョウソウ
シャクジョウソウは、
北海道・本州・四国・九州に分布するイチヤクソウカ科の多年草で、
山地の暗い林内に生育する腐性植物です。

シャクジョウソウ
地上に伸びた茎の先に鐘形の花をうつむきがちに複数つけます。
花は次第に上に向きはじめ、実をつける頃には真上を向くようになります。

花が透明に見えるのは、葉緑素を持たないためで、
地中にある菌が分解した養分をいただいて成長します。

シャクジョウソウ
仲間にはギンリョウソウとアキノギンリョウソウがあります。
ギンリョウソウは花の色が白く春に咲き、
アキノギンリョウソウも色が白く秋に咲くので見分けられます。

また、1つの花茎から複数の花をつけるのはシャクジョウソウだけです。

シャクジョウソウ
シャクジョウ(錫杖)とは、
僧侶や修験者が手に持つ環の付いた杖の事で、
花の姿を杖に見たてて名付けられました。

シャクジョウソウ

[科名]イチヤクソウ科 シャクジョウソウ属 多年草
[和名]錫杖草  [別名]シャクジョウバナ   
[学名]Monotropa hypopithys
[花期]7~8月 [草丈] 10~20cm 


  にほんブログ村 花ブログ 山野草・高山植物へ
 ランキングに参加中、クリック応援よろしくお願いします。
関連記事