イチヤクソウ

イチヤクソウは北海道・本州・四国・九州に分布するイチヤクソウ科の多年草で、
山地の明るい林内に生育します。
やや肉厚の葉はヘラ形で先が尖り、縁に細かいギザギザがあります。
常緑の葉なので、冬に雑木林を散策すると見つけることが出来ます。
地表に真っ直ぐ立てた茎の上部に白い花を下向きに5~6個つけます。
花の直径は1.5cmぐらいでしょうか、
5枚の花びらの中に沢山のオシベがあり、湾曲したメシベが下方に飛び出ています。

特殊な菌根を形成するので栽培はむずかしく、
持ち帰っても枯れてしまうそうですから、
むやみな採取は止めましょう。

イチヤクソウは古くから薬草として用いられ、
1つの薬草で様々な病気に効く事から名付けられたそうです。
花の形が似ているマルバイチヤクソウは、
丸く縁にギザギザのない葉と、短いガク片で見分けるそうです。

[科名]イチヤクソウ科 イチヤクソウ属 多年草
[和名]一薬草 [別名]
[学名]Pyrola japonicai
[花期]6~7月 [草丈] 10~20cm


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