ヒナタイノコズチ

本州・四国・九州に分布するヒユ科の多年草で、
荒れた草地や道端の日当たりの良い場所に生えています。
5枚の花ビラを持つ緑色の花は、
ツボミと同じ色をしているので全く目立ちません。
よく見れば、花の中央に1本のメシベと5本のオシベがありますね。

イノコズチとは、
茎にある節の膨らみが猪の子の膝頭に似ている事から名付けられた名前で、
日陰を好んで育つイノコズチにたいして、
日向を好むのでヒナタイノコズチと名付けられました。
また、名前の由来は同じ意味ですが、別名をヒナタイノコヅチ(日向猪小槌)とも言います。
花後に出来る果実は、
針状の突起があり人や動物に引っ掛けて種を運ぶ『ひっつき虫』です。
[科名]ヒユ科 イノコズチ属 多年草
[和名]日向猪子槌 [別名]
[学名]Achyranthes bidentata
[花期]8~9月 [草丈]50~100cm